【美浦TC】宝塚記念調教公開

おはようございます。美浦トレセンです。今回は6月25日(水)に実施した「宝塚記念調教見学&厩舎見学ツアー」の模様を報告したいと思います。前回の安田記念調教公開から中2週間。その間にトレセンの調教開始時間も早くなり、今の時期は5時調教開始です。調教公開の集合時間は調教開始時刻の30分前に設定してありますので、お客様には朝4時半に集合して頂きました。朝早くから集まって頂いた皆様、ありがとうございました。

これまでも報告しているので、ご存知の方もいるかと思いますが、調教見学ではタイミングが合えば騎手の方にトークゲストとして飛入り参加して貰っています。今回のゲストは佐藤聖也騎手でした。現在、根本厩舎に所属している佐藤聖也騎手。厩舎の一日の仕事の流れや、レースに向けたコンディション作りの方法などを話して貰いました。その他にも、「子供が大好きで騎手仲間の子供と遊ぶのが楽しい」というようなプライベートに関する話もあり、最後はサインや写真撮影を行ってくれました。最後まで笑顔を絶やさず対応してくれた佐藤聖也騎手、ありがとう!!

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今回は厩舎見学ツアーという事で伊藤正徳厩舎、奥平雅士厩舎、国枝栄厩舎の3厩舎を3グループに分かれてそれぞれ訪問しました。私は奥平厩舎の訪問に同行しました。厩舎入口でお客様を出迎えてくれた奥平調教師は、まず最初に白川次郎アナウンサーの質問に答える形で開業当時の苦労話や思い出話を語ってくれました。その後は馬房の馬一頭一頭について紹介してくれました。その中には去年ヴィクトリアマイルを勝ったコイウタの妹もいて、奥平調教師曰く「コイウタに顔も性格もそっくり」との事でした。ファンの方の写真撮影用に「サケダイスキ」というユニークな馬名の馬を馬房から出してくれました。このサービスにファンの方は大喜び。最後に奥平調教師から「海外のレースに勝ちたい」との夢を語って頂き、今回の厩舎訪問は終了しました。奥平厩舎には昨年も厩舎訪問に協力して頂きました。その直後にコイウタがヴィクトリアマイルを勝った事もあり、「このイベントはいい運を運んでくれますよ」との言葉でお客様を見送ってくれました。

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その後、装蹄実演の見学と、体験乗馬を行ってイベントは終了しました。朝の4時半から11時頃までお客様にはお付き合いして頂きました。朝が早くなってしまい途中で疲れてしまうお客様が増えてしまうかもと若干心配していましたが、アンケートを見ると「イベント時間はもっと長くてもよい」とのご意見もありました。

 春の調教公開はこれにて終了。秋はスプリンターズステークスから再開予定です。春の調教公開に参加してくれた皆様ありがとうございました。皆様からのご意見を参考に秋の調教公開をより良いものにしたいと思います。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

 ではまた。

【美浦TC】安田記念調教公開

こんにちは。美浦トレセン総務課です。火曜日の嵐のような天気から一転、水曜日は晴天の中「安田記念」の調教公開が無事に行われました。今回も特別版となっており、調教公開に参加された方を安田記念当日の特別席にご招待するという企画です。美浦トレセンで実施している調教公開にはいくつかパターンがありますので、ここで簡単にご紹介させて頂きます。

     通常の「調教公開」 

    内容:南調教スタンド(美浦にはもう一つ北馬場がありま

        す。)4Fにて調教見学、レセン施設見学(坂路と

        競走馬スイミングプール)

   所要時間:約3時間

②「調教見学&厩舎見学ツアー」

    内容:①の内容に加え、厩舎訪問、装蹄実演、体験乗馬

   所要時間:約5時間

③「調教見学&競馬観戦パック」

    内容:水曜日は美浦トレセンにて①の内容、日曜日は競馬場の

        特別席にて競馬観戦

このようにレース毎にパターンを変えて実施しておりますので、気に入った調教公開がありましたら是非ご応募ください。先日もご紹介したように、スタンドでの調教見学ではゲストによるトークコーナーがあり、タイミングが合えばジョッキーにも飛び入りゲストとして参加して貰っています。今回のゲストは田中博康ジョッキーでした。調教時間中の忙しいところ、出演をお願いすると笑顔で快諾してくれました。ありがとう田中博康ジョッキー!! 案内役の白川次郎アナウンサーからの質問に素敵な笑顔で答える田中博康ジョッキー。ただ、競馬の質問になると、一気に勝負師の目つきに早変わり。このとっさのオン・オフの切り替えの早さが印象的でした。田中博康ジョッキーによると「以前は、この人!って具体的な人物を目標に置いているだけでしたが、今は折り合い面ではこの人。追う姿勢はこの人。というように部分部分で目標となる人物を置いています」との事でした。柴田善臣騎手とは調教で一緒になる事が多く、様々なアドバイスを貰っているようです。それに加え最近では横山典弘騎手からもアドバイスを貰っているようで、「ノリさんのアドバイスは本当に分かりやすく、勉強になります!」と話していました。偉大な先輩達から多くの技術を盗み、先輩達を超えるような活躍をして欲しいものです。

5週続いた調教公開もこの安田記念で一区切り。2週間置いて宝塚記念の調教公開です。かなりの早起きになる為、今から体調を整え、春GIを華麗に締めくくりたいと思います。

ではまた。

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【美浦TC】競馬の祭典・・・

こんにちは。今日も早起き美浦トレセン総務課です。

今日は「日本ダービー調教公開&厩舎見学ツアー」の様子をお送り致します。競馬の祭典という事で通常の調教公開より内容も充実しているこのツアー。日本ダービーの調教公開には、岡部幸雄元騎手、谷中公一調教助手、柴田善臣騎手クラブ会長といったゲストの方に参加して頂きました。岡部幸雄さんの「ダービーを勝って人生が好転しなかった人はいない。」とういう言葉、タケミカヅチでダービーに参戦する柴田騎手会長の「ダービーで冷静に乗れるジョッキーはいない。」という言葉が印象に残ってます。ダービーへの熱い思いがヒシヒシと伝わり、今週末に向けて改めて背筋を伸ばさないとなぁとの思いを強くしました。

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その後は厩舎見学に行きました。今回はダービー出走予定馬のいる小桧山厩舎(スマイルジャック・ベンチャーナイン)、二ノ宮厩舎(ショウナンアルバ)、藤沢厩舎(クリスタルウイング)の3厩舎を訪問しました。私は二ノ宮厩舎見学に立ち合ったのですが、二ノ宮調教師の熱心な競馬論にお客様も熱心に耳を傾けていました。帽子のプレゼントもあり、お客様は大喜びでした。他の2厩舎でも、現役の競走馬に触らせて貰ったり、写真を撮らせて貰ったりしたようで、厩舎訪問後のお客様は皆満足そうな顔をされていました。Kouzafuukei

次は厩舎見学で聞いた話を活かして(!?)、装蹄実演と体験乗馬です。私も何度か見ているのですが、装蹄師達のチームワークの良さにはいつもビックリさせられます。蹄鉄を履いているのに爪が伸びる馬にもビックリです。(生きてるので当たり前ですがいっつも不思議に思っています)。熱い蹄鉄を爪につけて、その後の接着を楽にする作業があるのですが、その時出る匂いがなんとも言えないんですが、私は大好きなんです笑。髪が燃えた時というかそんな匂いがするのですが、これはいい匂いですよ!!(自信あり)

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最後のブロックは「馬場歩き&ゲート体験」です。馬場歩きは美浦自慢の「ニューポリトラックコース」を歩いて頂き、そのグリップ力の良さを体感して頂きました。美浦に居ながら恥ずかしいのですが、普段馬場を歩く事が少ない私にとって、「ダートコース」の深さには正直ビックリしました。靴の中に砂が入りそうになるし、普通に歩くだけでも一苦労です。こうして歩いてみると、「ダート」と「芝」の違いを感じる事ができ、「初ダート」・「初芝」で激走する馬がいると万馬券になる確率が高まる理由がなんとなく分かった気がします。そういう意味でも今週のダービーに出るダート無敗馬「サクセスブロッケン」の走りには注目したいと思います。

「ゲート体験」では実際にゲートを開けて貰ったりしました。ゲートを開けるのはボタンと思いきや、なんと握力計なんです。・・・握力計ってのは嘘ですが、あの形を説明するのは握力計っていうのが一番です。それを握ると「バンッ」と音が鳴ってゲートが開きます。ゲートの中は狭く、人が一人立つと幅はいっぱいです。こんな狭い所でジッとしているんですから、馬は利口ですよね。そこまでにする関係者の苦労があっての事ですが・・・

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こんな感じで、かなり省略して書いてもこれだけの文量になってしまいました。お客様には5:00~12:30頃までお付き合いして頂きました。内容は充実しているのですが、ちょっと拘束時間が長かったかなと反省しています。来年は競馬の祭典「日本ダービー」の名に恥じぬようなイベントにする為、更に改良を重ねたいと思います。

ではまた。

【美浦TC】昨日とは一転して・・・

こんにちは。今日も早起き美浦トレセン総務課です。

昨日は朝方を中心に風と雨が強く、予定されていたマスコミの方とのゴルフは中止になってしまいました。昨日の為に連日200球を超える打ち込みをして備えたのに(嘘です)残念です。

  そんな大荒れの天気から一転して、調教公開の今日はいいお天気に恵まれました。今日も朝早くから多くの方に参加して頂きました。参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。

  この調教公開、雨が降ると大変なんです。馬は急な動きに弱く、ジャンプ傘が急に開くと馬がビックリしてしまう為、トレセンでは雨が降っても傘を差すことができません。よってお客様に合羽を着て頂く事になります。いくら合羽を着ても少しは濡れてしまうため、いつも申し訳なく思っています。

  個人的にも身長190cmの私には市販の合羽では小さく、人一倍濡れてしまうので、調教公開前日は「雨降るな!雨降るな!」と祈りながら寝ます。まぁ当然、そこまで本気では祈りませんが・・・笑

  そんな命懸けの祈り(!?)が通じているのか、調教公開当日、雨に降られた事は1・2回しかありませんので、皆様心配しないでドシドシご応募ください。

  調教公開ではタイミングが合えばジョッキーの方を招いてトークをして貰っています。今日のゲストは千葉直人騎手でした。調教時間中、忙しい時間を割いて参加してくれました。フリーアナウンサーの白川次郎氏の質問に丁寧に、また時にはユーモアを交えて答えてくれました。ありがとう千葉騎手!!!

「凄いと思うジョッキーは?」との問いに「四位騎手、藤田騎手」と答えていました。四位騎手については「馬を御すのが上手く、人馬一体となって馬に負担を掛けず乗っているので」、藤田騎手については「馬の上にたって、馬に悪いことをさせないで真っ直ぐ走らせ、その上勝つのが凄い」と答えていました。一緒に乗っている騎手ならではの話でお客様も興味深そうに聞いていました。

  このように貴重な競馬話や騎手のプライベート話も聞ける調教公開に是非お越しください。

  テルテル坊主を作って(作り方は知りませんが苦笑)皆様のお越しをお待ち致しております。

  ではまた。

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【美浦TC】早く起きた朝は・・・

こんにちは。雨、土砂降りの美浦トレーニング・センターです。

心を入れ替え(!?)早速の更新です。

今日は美浦トレーニング・センターの代表的なイベントである「GⅠ調教公開」についてご紹介させて頂きます。

「GⅠ調教公開」とはその名の通りGⅠが行われる週の水曜日に、いわゆる追い切りと呼ばれる調教を南調教スタンドの4Fから見て頂き、その後美浦トレセンの施設を見学して頂くというイベントです。定員は30名ですが、毎回100名近くの方から応募がある人気のイベントです。

調教見学や坂路・プールといった施設見学、サプライズゲストによるトーク(本日は岡部幸雄元ジョッキーに来て頂きました)競馬好きには堪らない内容ですが、難点が一つ・・・それは集合時間が早いと言う事です。

今日も「ヴィクトリアマイル」の調教公開が行われたんですが、トレセン集合時間は驚愕(!?)の朝5時!!!!にも関わらず多くのお客様に参加頂きました。ホントありがたい限りです。

ちなみに我々総務課職員は4時半集合。。4時起きです。住んでいる所からトレセンまでが近いのが救いですが、慣れるまではなかなか辛かったです。4時に起きると体内時計が狂うのか、夜の8時前には眠くなってしまいます。調教公開実施日は小学生並みの就寝時間なんて事もあります。

これから夏になると更に調教時間が早くなって3時半起きの4時集合って日もあります。でも遠くからこのイベントを楽しみに来てくださるお客様が沢山いらっしゃいます。来てくださるお客様の笑顔の為なら少し位の早起きなんて苦でもなんでもありません。ちょっと偽善者っぽく(笑)なってしまいましたが、これが本当なんです。

早起きが得意な方はもちろん、朝は苦手という方にも是非参加して頂ければと思っています。昔から言うじゃないですか、「早起きは三文の徳」。

4時とは言いませんがみなさまもいつもより少し早く起きてみたらいかがでしょうか? 良い事が起きるかもしれませんよ。

ちなみに今日早起きした私にはいいことが・・・ないですね苦笑

いいことお待ちしております!!

ではまた。

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【競馬学校】メッセージをお渡ししました。  

 「競馬学校ブログ」のフレッシュジョッキー応援キャンペーンは16日(日)到着分まで受付中ですが、おかげさまで、ここまで多くの皆さまからメッセージを頂戴しましたので、先週末、美浦所属の伊藤工・三浦の両騎手(24期生)に、ここまでの分をまとめて渡してまいりました。

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 【写真:メッセージを受け取る伊藤(工)騎手〔美浦調整ルーム〕】

 メッセージを受け取った両騎手は、「ほんとうにありがとうございます。(競馬学校は)厳しい思い出ばかりで、正直あまり戻りたくないところですが(笑)、卒業してもこういった形で僕たちを応援してもらえてありがたいです。」「たくさんのメッセージに感謝しています。競馬場で結果を出して、皆さんへのお返事となるよう頑張っていきます。」と答えていました。

【美浦TC】ダイワメジャー退厩

私が美浦トレーニング・センターに着任したのは4月。あっという間に時が過ぎ、年末の風物詩有馬記念も終わり、もうすぐ1年が終わろうとしています。その有馬記念がラストランとなったGI5勝の名馬ダイワメジャーが12月26日に汗と涙が詰まった上原博之きゅう舎から北海道安平町・社台スタリオンステーションに旅立ちました。多くの関係者に見送られたダイワメジャー。管理する上原調教師は「無事この日を迎えられてホッとしている。ダイワメジャーがいなくなって少し寂しくなるけど、メジャーの産駒を管理できる日を楽しみにしている。メジャーのパワー・タフさをうまく引き継いで活躍してくれることを期待している。」とコメント。 Photo_8_2

その感慨深げな表情が印象的でした。

美浦所属馬がGIを勝つと美浦村が横断幕を作成してくれ、その日の内に掲示されます。更に美浦村の広報誌に厩務員さんのインタビュー記事が掲載されます。このインタビュー取材の立合いで上原きゅう舎には私も何度か行かせて頂きました。ダイワメジャーを担当されている大場厩務員のお話を聞いたり、ダイワメジャーを近くで見た時は職員という立場を忘れ興奮したことを覚えています。

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 美浦トレーニング・センターにあるターフプラザには美浦所属GI馬のレプリカゼッケンが展示してあります。ここに5枚ものゼッケンを展示してくれました。準備を私がするのですが、このような仕事が増えるのは大歓迎です!!どんどん増やして欲しいです笑!?12月に入って朝日杯をゴスホークケン号が、有馬記念をマツリダゴッホ号がそれぞれ勝ち来年にはターフプラザに展示するゼッケンが増えます。みなさんも是非一度ターフプラザへお越しください。ダイワメジャー号の種牡馬としての大成功と美浦所属馬の更なる発展を祈りながら今年のブログを終えたいと思います。それではみなさんよいお年を!!

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【美浦TC】装蹄師のお仕事

こんにちは。

本日は競走馬の靴ともいえる、装蹄についてレポートしたいと思います。

競走馬はとてもデリケートでその馬の歩き方等も、装蹄のやり方で変わってきます。人間と同じで、靴が合わないと靴ずれや捻挫のような怪我をしてしまうように、競走馬も肢に合わない蹄鉄が故障につながる事にもなり、大変な集中力の必要な作業です。

装蹄はまず、蹄が伸びた事で合わなくなった古い蹄鉄を外すことから始まります(除鉄)。蹄鉄を取り付けている釘を外して、蹄鉄を取ります。

 

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   (除鉄)

 

その後に削蹄(サクテイ)という作業をしていきます。鎌形蹄刀(カマガタテイトウ・削蹄用の鎌)や剪鉗(センカン・人間でいう爪切り)という道具を使い、馬の伸びた蹄を削り、最後にヤスリ(爪切りのヤスリと同じようなもの)で平らにして仕上げます、削蹄は蹄のバランスなど考えて行う難しい作業です。蹄は人間の爪と同じで、感覚がないので、削っても痛くはないのですが、肢を上げ保定をするため、嫌がって暴れる馬もいて、この作業もなかなか骨が折れます。

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   (削蹄前)           (削蹄【鎌形蹄刀】)

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  (削蹄【剪鉗】)         (削蹄完了)

次にいよいよ蹄鉄の準備に入ります。

始めに蹄鉄を火炉(ホド)で熱し(8001000℃)、柔らかくしてから、蹄の形に合うように金槌(8001000g・重い・・)でたたきます(蹄鉄修正)。鉄をたたくのでかなりの力が入ります。ですので、装蹄師のみなさんの腕はムキムキです。これぞ職人という技を見せてくれます。

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   (火炉)            (蹄鉄修正)

ある程度鉄の形が整ったら、熱した蹄鉄を実際に馬の蹄に合わせて、焼き付けることで蹄と蹄鉄を適合(フィット)させます。

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    (焼付け)

もう一度蹄鉄を叩いて微調整をし、グラインダーなどで蹄鉄の角を削り、いよいよ取り付けにかかります。

蹄と蹄鉄を固定するのは、釘を使っています。蹄鉄をあてて、蹄釘(テイチョウ・装蹄用の釘)で打ちつけ固定させ、飛び出した釘の頭を切り、短くしてから曲げて爪に埋め込み、ヤスリで釘の頭と蹄をきれいに整えて完成です。

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  (蹄鉄釘付け)         (釘の頭を切る)

1頭の馬の4本の肢を全て完成させるのに、約1時間ほどかかります。その間ほとんど中腰という辛い姿勢で作業をします。

今回は乗馬の装蹄の様子をレポートして行きましたが、競走馬では、兼用蹄鉄というアルミ製の軽い蹄鉄を使っています。乗馬の装蹄とほとんど一緒ですが焼き付けなどがない(アルミなので鉄を焼かない)ので30分ほどで作業が終わります。

このような装蹄師の方々の日々の職人技があって、競走馬達が無事に出走しているのです。 

【美浦TC】親善野球

 こんにちは。

 広大な敷地に調教施設だけではなく、住居や病院、スーパーなどもあって、一つの街のような美浦トレーニング・センター。そんな美浦トレーニング・センターには体育館や野球場、サッカー場といった福利厚生施設もあるんです。

今回は、美浦トレーニング・センターの野球場で行なわれた親善野球の様子をお届けします。

 

 20071007 午後のきゅう舎作業を終えた夕方の6時から、きゅう務員さんや調教助手さんのみんなで野球をやりました。

 いつも、馬に乗って体を動かしているだけあってみなさん体が軽いです。

 キレのあるボールを鋭く打ち返すバッターや、グラウンドを所狭しと走り回る野手のみなさんなど、かなりレベルの高い試合が展開されました。

 みなさん心地良い汗を流したようで、勝ったチームも負けたチームも満足げです。

 野球の後は球場裏での反省会兼懇親会で、今日の野球の反省から、馬の世話に関する情報交換までざっくばらんに話し合います。

このようなイベントを通じて、他きゅう舎と交流を深める事もより強い馬作りには欠かせないことなんですね。

【美浦TC】夏の風物詩

 みなさんこんにちは。

 

 関東地方も待ちに待った梅雨明け!みなさんは「夏」といえば何を思い浮かべますか? 花火・すいか・海・TUBE・・・ちなみに私はサザンオールスターズです!!同じ質問を美浦トレセン付近に住んでいる人にすると多くの人の答えは「盆踊り!!」そうなることでしょう。

 それは美浦トレセンの盆踊りが開場時から行なわれている由緒正しき夏の風物詩だからです!

 今回は8月1日に行われた「第30回 納涼盆踊り大会」の模様をお伝え致します。

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 朝早くから場所取りが始まって、開始と同時に多くの人が詰め掛け、早くから会場は熱気に包まれました。4月から赴任した私にとって、美浦でこれだけ多くの人が集まるイベントは初めてで、人の多さに驚くと供に美浦の底力を感じました!!

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 やぐらの周りで熱心に踊る人達、かき氷をおいしそうに食べる子供達、会場で仲間とおいしそうにビールを飲む人達・・・こういう中にいると仕事中なのを忘れて、気分は自然に高まってきます。やっぱり祭りはいいですね。(でも仕事はちゃんとやりましたよ、念のため笑)

 この日、最大の盛り上がりを見せたのは安田大サーカスのショーです。クロちゃんの甲高い声あり、ヒロくんのボケあり、団長の裸ありの盛り沢山で祭りのボルテージは最高潮に達しました。

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 その時私は何処にいたかというと、なんとスーパーの中!?臨時トイレの案内を行っていました(仕事熱心!?)。でもクロちゃんの甲高い声はしっかり聞こえていましたよ。やっぱりあの声は凄いです。遠くで聞こえるクロちゃんの声、貴重な体験をさせて頂きました(笑)

 地元の方々の協力もあり、大きなトラブルもなく無事終わった盆踊り大会。仕事とはいえいい夏の思い出作りができました。

 関東も梅雨が明け、いよいよ夏本番!! みなさんも地元の祭りに出掛けてみてはいかかですか? 素敵な思い出作りができますよ。

 それではみなさん、また会う日までお元気で! 

「閉店ガラガラ」・・・って違うか()

【美浦TC】馬の歯

こんにちは。

今回は獣医さんからのレポート3回目。テーマは「歯」です。馬の歯はどうなっているのか?ぜひご覧ください!

さて、突然ですが、ヒトはどのようにしてウマをコントロールできるようになったか、ご存知でしょうか?答えは幾つかありますが、最も重要なことはハミを開発し、上手に利用できたことです。

ヒトの歯(大体32本)が隙間なく切歯(前歯)から後臼歯(奥歯)まで並んでいるのに対し、ウマの歯(牡馬で40本、牝馬で36本)は切歯と前臼歯の間に大きな隙間(歯槽間縁)があります。この部分があったからこそ、ヒトはウマにハミをかませ、ウマの動きをコントロールできるようになったのです。大昔のある優れた馬術者がハミを開発し、ウマにかませた時から、ヒトとウマの関係はより親密になったのです。

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また、ウマは草食性であり、常に草をすり潰す必要があるため、ヒトと歯の構造は異なります。ヒトの歯の表面がエナメル質で覆われているのに対し、ウマの歯はエナメル質、セメント質、象牙質の異なる3つの歯質で覆われています。この柔らかい歯質(象牙質)と硬い歯質(エナメル質)により複雑な噛み合わせ面をつくり、やすりのように草をすり潰すのです。このため、ウマは年をとるにつれて歯が磨耗し噛み合わせ面の形状が変化します。これを利用してウマの年齢を推測することも可能なんですよ。

次は歯のトラブルについてのお話です。

皆さんは健康な歯をお持ちですか?ヒトにはムシ歯や、歯槽膿漏など歯のトラブがいろいろあります。

2007071802_2 ウマでも同様の疾患が発生することもありますが、最も多いのは斜歯です。これは、やすりのように使用した臼歯が磨耗した結果、鋭く尖ってしまい、自分の舌や頬を傷つけてしまう状態です。口の中が痛いので、飼葉食いが落ちたり、ハミ受けが悪くなったりします。また、集中力が落ちて、イライラすることもあるでしょう。その場合には歯鑢(しろ)を用いて噛み合わせがよくなるように削り落とします。(右の写真をご覧ください。)

健康で強い競走馬にするために、歯の管理をするのも獣医師の仕事の一つです。

これから暑い夏を迎えます。冷たいものがキーンと歯にしみないように、皆さんも歯のチェックしてみてはいかがでしょうか。

【美浦TC】記者さん達の乗馬体験

  こんにちは。いよいよ夏本番の美浦トレーニング・センターから6月27日に行われた「記者の方々の乗馬体験」についてお送り致します。美浦トレセンではスポーツ新聞の記者のみなさんと年に数回勉強会を実施しています。今回は、普段トレセンの中を駆け回り騎手・調教師など関係者を取材している記者の皆さんが立場を逆に、乗馬に挑戦しました。上手くできたのでしょうか?

 まずは身支度から。ヘルメット・プロテクター・チャップスを装着します。普段のお酒がたたって(笑!?)プロテクター装着に苦労するみなさん。悪戦苦闘しながらも何とか装着完了! 臨戦態勢は整いました。

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 馬装について実演を混ぜながらの説明を受け、いよいよ乗馬です。馬に跨るところからスタートします。騎手はいとも簡単に跨っていますが、これがなかなか難しいんです。持ち上げてくれる人とのタイミングが合わなかったり、足が開かず跨げなかったりと息を切らしながらやっとのおもいで騎乗する記者のみなさん。乗馬苑の方が馬を引いてくれ「常足(なみあし)」と呼ばれる乗馬を行いました。ゆっくり歩いている馬に乗るだけなんですが、視線は高くなって怖いし、振動があって背中は痛くなるし、最初のうちはなかなか辛そうなみなさん。手綱を使って馬をコントロールするのも一苦労。しかし、周を重ねる毎に慣れてきて笑顔も見られるようになりました。そんな中でも一番上手く乗りこなしていたのが、東京中日スポーツの野村記者。去年も乗馬を行っているという事もあり、その騎乗姿は騎手顔負け!? ・・・すいません言い過ぎました。でもかなり様になっていました。まさに絵になる男!! 自分もこうなりたいものです。

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 話が脱線しましたが、怖いと思うのは一瞬ですぐ乗馬の楽しさ、馬のかわいさを感じる事ができます。記者のみなさんも口々に「気持ちいい!」「また乗りたい!」と仰っていました。みなさんすっかり乗馬の虜です。

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このブログを読んで「私も馬に乗ってみたい」と思った方に朗報です。美浦トレーニング・センターでは8月を除く(これからなのにすいません)第2日曜日に「馬に親しむ日」というイベントを行っています。今回記者のみなさんが行ったような体験乗馬が行えます。詳しくは美浦トレーニング・センターHPをご覧ください。このブログ共々よろしくお願い致します。

それではみなさん、またお会いできる日までお元気で!!

  

【美浦TC】新コース工事中

こんにちは。

夏競馬も始まり、函館への滞在等でいつもより少し馬が少ない美浦トレーニングセンターでは、今が絶好のメンテナンス期間。今年はニューポリトラック馬場を新設するための工事が行われています。

現在のCコース(芝=1周1800メートル)の幅員20メートルのうち、内側から約半分の部分に芝馬場を残し、その外側を5メートル拡幅して、1周1863メートル、幅員15メートルのニューポリトラック馬場を造成する予定です。

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(中央の柵の右側がニューポリトラック馬場として生まれ変わります)

ニューポリトラックとは電線被服材、ポリエステル不織布、ポリウレタン繊維、硅砂、ワックスなどを混合した素材で、ウッドチップよりも劣化に強く、さらに、ウッドチップよりもスピードが出るものの、グリップ力が安定するため馬の脚にも安全とされている素材です。既に欧米では導入している所もあり、故障馬の減少などの結果が出ている所もあります。

工事は6月上旬~11月下旬で、12月に開場される予定です。開場後の美浦馬の活躍が今から楽しみですね!!!

【美浦TC】春定期検査

 お久しぶりです。美浦TCから1ヶ月ぶりの更新です。今回は獣医さんからの第2回目となるレポートです。

こんにちは。

先月末から今月上旬にかけて、競走馬診療所が非常に慌ただしい時期でした。

トレーニング・センターに入厩している競走馬全頭(およそ2200頭)に対して、春の定期検査が行なわれるからです。

定期検査は毎年春と秋の年二回実施され、馬伝染性貧血という病気の検査を主に行ないます。春の定期検査では、全頭からの採血と同時に馬インフルエンザ、日本脳炎、ゲタウイルス感染症の予防接種を行ない、これらの病気の発生を予防します。私達、JRAの獣医師は安定した競馬を開催するために、伝染性疾病の予防および制圧を行なう必要があるのです。

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馬伝染性貧血馬は馬に重篤な貧血を起こす伝染病であり、過去には多数の馬がこの病気に罹患し殺処分された恐ろしい病気です(各疾病についての詳しい内容は総合研究所のHPをご参照ください)。しかし、診断技術の改善や定期的な検査を行なうことにより、近年の発生は日本では認められていません。

SARSやトリインフルエンザなどこれまで発生しなかった伝染病がヒトに感染する問題が起こっているように、馬の世界でも、これまで発生しなかった伝染病が起こる可能性があります。しかし、私達はそのような事態を招くことのないように、徹底した検疫を実施し、諸外国と伝染病の情報交換を行なったり、ワクチンの研究開発やその備蓄を行なったりしています。

華やかな国際交流競走の舞台の裏側には、このような伝染病との闘いもあるんですね。

【美浦TC】草競馬

こんにちは。

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上の写真、いつどこで撮られたものか分かりますか?

実は、これ美浦村の隣町、阿見町にある武田牧場での1コマなんです。

先月の29日、武田牧場では競走馬の育成に携わる人の技術向上と交流を目的とした「チャリティー草競馬」が行なわれました。

この草競馬は15年前から年2回開催されており、今回で29回目!

『草競馬』と言っても、スタート直後のハナ争いやゴール前の追い比べの迫力は実際の競馬そのもの。

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もちろん、勝馬予想もできます。入場時に配られる投票用紙に記入して、

2007051905_2 的中者にはなんと!!…『大根』や『お米』の払戻☆

全7レースの競走に加え、お昼休みには相馬の馬追いやビンゴゲームといったイベントもあり、1日楽しめる『草競馬』。好天にも恵まれた今回の入場者数は約2,500人だったそうです。

この催しに美浦トレーニング・センターも

「育成牧場の役割は年々大きくなり、騎乗技術の向上は重要。草競馬が関係者に良い刺激になり、また地域の皆さんが馬に触れる良い機会になれば」(美浦TC場長)と協賛しています。

武田牧場のHPはこちらです。

 

 

【美浦TC】祝☆ 松岡正海騎手

こんにちは。

NHKマイルカップ(JpnⅠ)・ヴィクトリアマイル(JpnⅠ)と2週連続でGⅠクラス制覇となった美浦TC。

本日のオークス調教公開ではヴィクトリアマイルで鋭くインを突いてコイウタ号を勝利へと導いた松岡正海騎手が来てくれました。

デビューから5年目でのGⅠクラス初勝利!

今回は坂井千明元騎手とともに登場です。

実は、松岡騎手は坂井元騎手から騎乗技術について色々と教わっていて、二人は師弟関係とも言える間柄。

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インタビューでは

ヴィクトリアマイルでの騎乗やオークスで騎乗するハロースピード号の調教についてはもちろん、ダービーでのサンツェッペリン号の騎乗についてもお話ししていただけました。

師匠の坂井元騎手からの辛口評価にも松岡騎手は

「ダービーで有力馬に騎乗できるは今年が最後かもしれない。そのチャンスを活かせるように騎乗します」

と力強いコメントを残してくれました。

これからのGⅠ戦線でも松岡騎手から目が離せませんね。

調教公開は絶好調の美浦所属馬の調教を生で見られるまたとないチャンス!

ダイワメジャー号などの直前気配が見られる安田記念調教公開の申込は明日(17日)までとなっております。(調教の時間帯・使用馬場によってはご覧いただけない場合もございます。)

皆さんのご応募お待ちしております。

【美浦TC】祝☆ ピンクカメオ号

こんにちは。

皆さんはNHKマイルカップ(JpnⅠ)をご覧になりましたか?

最後の直線で凄まじい切れ味を発揮し、後方から一気の差し切り勝ちをおさめたピンクカメオ号。

なんと今回、ヴィクトリアマイルの調教公開中にピンクカメオ号を管理する国枝調教師が来てくださいました。

事前の低評価(17番人気)を覆す勝利に国枝調教師自身も驚きを隠せなかったようです。

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― 人気はありませんでしたが

(国枝調教師) 他に強い馬がいたからね(笑)

― 2頭出しでのGⅠ制覇ですね

(国枝調教師) 好位にいたマイネルシーガルの脚色が直線に向いて悪くなったので諦めた時にピンクカメオが外からすごい脚でやってきたのでもう一度応援したよ。

― ピンクカメオ号の道中の位置取りは?

(国枝調教師) 今までよりだいぶ後ろだったけど折り合っていたし心配はしてなかったよ。

― 牝馬の調整は難しいのでは?

(国枝調教師) 牝馬は気持ちが先走るところがある。牡馬はいっぱいに仕上げるが、牝馬は少し余裕を残すぐらいがいいね。

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